うちの食品画像、なんか美味しそうに見えなくて…。実物はすごく美味しいのに、写真だと伝わらないんです。
それはシズル感が足りないのかもしれませんね。食品撮影には独自のコツがあるんです。
「シズル感」とは?
シズル感って何ですか?
「シズル(sizzle)」は英語で「ジュージュー」という音のこと。見ただけで「食べたい!」と思わせる、食欲をそそる表現のことです。
シズル感のある写真の例:
- 肉汁がじゅわ〜っとあふれている
- 湯気が立ち上っている
- 野菜がみずみずしく輝いている
- ソースがとろ〜りと垂れている
パッケージだけの写真では「シズル」は伝わりません。たとえばシロップなら、パンケーキにかかっている状態を見せた方が、購買意欲が高まります。
撮影で差がつく!シズル感を出す5つのコツ
コツ1: ライティングは「半逆光」
食品撮影では半逆光(斜め後ろからの光)がベストです。立体感が出て、ドリンクやゼリーは光が透けて美しく見えます。
窓際の自然光がベストですが、ない場合はソフトボックスで柔らかい光を作りましょう。
- 真上からのフラッシュ(べたっとした印象に)
- 蛍光灯のみ(食品が黄色くくすんで見える)
- 均一すぎる光(のっぺりして美味しそうに見えない)
コツ2: 「濡れ感」「ツヤ感」を演出
食品に油を塗ると、ツヤが出て美味しそうに見えます。
- トマトやナスに油を塗って輝きを出す
- ステーキの表面に油を塗って肉汁感を演出
- ソースに油を足してとろみ感をアップ
コツ3: 湯気で「できたて感」
湯気が写っているだけで、「できたて」「温かい」という印象が強まります。
湯気の演出方法:
- 実際に温めた食品を素早く撮影
- 小型のスチーマーや加湿器を使う
- 後からレタッチで湯気を合成する
コツ4: 水滴で「冷たさ」を表現
冷たい飲み物やフルーツには水滴がシズル感のポイント。
- グラスやボトルに霧吹きで水をかける
- グリセリンと水を混ぜたスプレーを使う(水滴が長持ち)
- フルーツに軽く水をかけてみずみずしさを演出
コツ5: 小さめの器でボリューム感
食品撮影では小さめの器を使うと、料理がボリューミーに見えます。大きい皿だと余白が目立ち、寂しい印象になりがちです。
レタッチでシズル感をアップさせる方法
基本の色補正
食品画像の基本は明るく、彩度高め。
- 明るさを上げて清潔感を出す
- 彩度を上げて食材の色を鮮やかに
- 黄色みを減らしてくすみを取る
- コントラストを上げてメリハリを出す
ハイライトで「照り」を強調
ステーキの肉汁、チョコレートの光沢、ソースのツヤ…これらはハイライト部分を強調することで、さらにシズル感がアップします。
Photoshopなら、ハイライト部分にマスクを作成し、トーンカーブで調整すると効果的です。
部分的な彩度調整
食品は複数の食材が混在しているため、部分的に彩度を調整するのがコツです。
例えば:
- 野菜の緑を鮮やかに
- 肉の赤みを強調
- 黄身のオレンジを引き立てる
部分的な調整って難しそう…
Photoshopの調整レイヤーとマスクを使えばできますが、慣れていないと時間がかかります。プロに任せるのが効率的ですよ。
食品撮影・レタッチの注意点
やりすぎは逆効果
- 彩度を上げすぎて不自然な色に
- 加工しすぎて実物と違う印象に
- ハイライトを強調しすぎてギラギラに
食品のEC画像は、実物と著しく異なる表現をすると景品表示法違反になる可能性があります。「美味しそうに見せる」ことと「実物と違う」ことは別物です。
パッケージ商品の場合
パッケージ商品(袋詰め、缶詰など)を販売する場合も、パッケージだけの写真では魅力が伝わりません。
- 調理例・盛り付け例を一緒に撮影
- 中身がわかるカット写真を用意
- 使用シーンをイメージできる構図
67%の消費者が「商品画像の質」を重視
ある調査によると、67%の消費者がオンライン購入時に「商品画像の質が非常に重要」と回答しています。
食品は特に「見た目」で購買意欲が左右されるジャンル。画像にこだわることが売上アップへの近道です。
「まとめてレタッチ」の食品対応
食品画像のレタッチも対応してますか?
もちろんです!シズル感を引き出す色補正、背景切り抜き、合成など、食品に必要なレタッチは全て対応しています。
- 背景切り抜き(白抜き)
- 色補正・彩度調整
- ハイライト・照りの強調
- 湯気・水滴の合成
- パッケージ画像と調理例の合成
- 100〜499枚: 1,000円〜/枚
- 500〜999枚: 700円〜/枚
- 1,000〜4,999枚: 500円〜/枚
- 5,000枚以上: 300円〜/枚
まとめ
- シズル感 = 見ただけで「食べたい」と思わせる表現
- ライティングは半逆光がベスト
- 油でツヤ、水滴で冷たさ、湯気で温かさを演出
- レタッチは明るく・彩度高めが基本
- ハイライトを強調して照りを出す
- 実物と違いすぎる加工はNG(景品表示法にも注意)
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